ヒト臍帯由来培養上清液の点滴療法は、サルコペニア(筋力低下)・フレイル(筋虚弱状態)の改善にも寄与することをご存知でしょうか。
自粛生活やテレワークの拡大により外出機会の減少、運動量の減少が若年層〜壮年層を中心に広がっています。その結果、健康的な身体を維持する筋力が減少することで、慢性疾患の発症を促進してしまっているのです。
培養上清液の中には、成長因子でもあるIGF-1やIGF-2が豊富に含まれています。この成長因子は、胎児期に身体の形成・成長・回復に重要な役割を果たしますが、青年期以は急激にその分泌が低下し、老化にともなう様々な身体の変化を引き起こしてしまいます。
また、脂肪代謝の促進、筋肉量の増加・筋委縮症状の軽減、骨密度の上昇(骨粗しょう症の予防)にも直接関係しています。そのため、男女問わず全ての人が意識し若々しい心身を維持するためには、IGF-1やIGF-2レベルを高く保つことが重要であり、さらにそのレベルを上昇させることによって、老化を遅らせることにつながります。
ところが、自粛生活やテレワークは運動量を減少させIGFレベルを一気に下げてしまいます。これは、知らないうちに老化要因となる要素を増やしてしまっているといえるでしょう。
ヒト臍帯由来培養上清液の点滴投与療法では、不足しがちな成長因子を効率的に投与できるばかりでなく“臍帯“に起源をもつ、まさに若々しい成長因子の補充・増強により身体中の細胞再生を効果的に促します。
美容や肌の再生などついつい目に見えてわかりやすい再生医療に意識がいきがちではありますが、根本的なアンチエイジングの実践には「点滴療法」との併用が理想的な形といえるでしょう。