培養上清液点鼻投与の評価と、オンライン診療の活用

培養上清の投与方法については、前述の医療コラムにも掲載した通り、代表的な方法が3つあります。

  1. 点滴投与による全身のケア
  2. 局所投与によるダイレクトケア
  3. 中枢神経系への効果を期待する点鼻投与

本コラムではオンライン診療と点鼻投与についてご説明したいと思います。

点鼻投与は今後、脳機能改善・中枢神経系疾患への応用研究にも繋がる、治療領域での効果が非常に期待できる投与方法と考えられています。

また、コロナ後遺症治療の選択肢として、培養上清点鼻投与が注目されています。

しかし、コロナ後遺症外来は全国にもまだ少ない状況です。そこで、オンライン診療を活用したコロナ後遺症外来が注目されていることをご存知でしょうか。

コロナ後遺症にも点鼻投与が有効

新型コロナウイルス感染症では、発症から4週間以上経過しても下記のような後遺症が現れることが分かっています。

呼吸器障害として
咳、息切れ、胸の痛みや違和感、息苦しさなど
身体機能障害として
嗅覚・味覚障害、倦怠感、頭痛、関節痛、食欲低下など
精神機能障害・認知機能障害として
心的外傷後ストレス障害(PTSD)、記憶障害、不安・抑うつ、不眠症、食欲不振など

※厚生労働省HPより

コロナ後遺症になやむ

後遺症の原因としては、自己抗体、感染症などを契機とする過剰な炎症反応(サイトカインストーム)、活動性のウイルスそのものによる障害、不十分な抗体による免疫応答などが考えられていますが、いまだ明確にはなっていません。このため、後遺症の治療には長い時間がかかる場合や、感染から1年経過後も症状が見られる場合があります。

症状が軽微であっても、体のさまざまな部位にダメージを受けている可能性があり、持続的な症状を発症する可能性が考えられます。

コロナ後遺症外来のオンライン診療と点鼻投与

日本国内でもコロナ後遺症に対する専門外来はまだ多くなく、治療法も確立されたものがない状態です。

多くのコロナ後遺症の症状として挙げられるのが呼吸器系と脳神経系の障害であることから、培養上清液点鼻投与が効果的であると、これまでの研究によってわかってきました。

培養上清液には炎症を抑制する効果に加え、活性酸素のスカベンジャーとしても作用することで、同時に炎症によって傷ついた細胞の修復や衰えた細胞の活性を促す効果が期待されています。

患者様がオンライン診療を活用して受診し、ご自宅で点鼻薬としてお使いいただくことで継続的に治療することが可能になります。

オンライン診療システムについて

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